
投稿者プロフィール
- 性別:男性
- 転職時社会人歴:3~5年目
- 前職:ソニー損害保険株式会社
転職時年収:520万円
部門・職種・役職:損害サービス部・一般社員
業務内容:自動車保険の保険金支払い業務 - 転職先:日系大手人材紹介企業(従業員数:10,000名~)
転職時年収:530万円
部門・職種・役職:キャリアコンサルタント
業務内容:主に転職希望の方の転職支援、バックサポート
在籍期間:3~5年目
現在もしくは退職時の年収:710万円
転職を考えたきっかけ
きっかけは2つあります。
1つ目は自身の業務内容です。もともとメガ損保に行かなかったのは配属リスクを回避するためであり、商品プロモーションやWebマーケティング領域に関わりたいと思っていましたが、損害サービス部門に配属になりました。
お金に関わる業務のため、お客様や事故の被害者から怒鳴られることも多かったです。特にディーラーや修理工場からも「お前らは何もわかっていない」というネット損保だからか上から目線で話されることが多く嫌になりました。先輩社員たちも少し鬱気味になっている方も多かったです。
2つ目は転勤です。損害サービス部門に配属され転勤が多くなることが予想されたため、友人と会える頻度が減ってしまうのではないか(というか首都圏以外で働きたくない)という思いが募りました。
転職時に重視したポイント
少なくとも業務内容的に、人から怒鳴られたりしないストレス値が低い業務を選びたいと思いました。また、給与よりも転勤しなくてよいかを重視しました。
一方、損害サービスの業務の経験はあまり市場から評価されず贅沢を言わないつもりで転職活動しました。「転勤無し(首都圏勤務)、給与そこそこ、仕事がつまらなくない」という観点で合致する業界や企業を選びました。当時の転職エージェントからも、若手の内に転職する判断して良かったですね、と言われました。
入社後のGap有無
業務内容:転職支援のため、基本的には「転職したい」と思っている方をサポートする業務であり、貢献を実感する機会も多くGapはない。また、今の会社は「今は転職を急いでいない」という方に無理に転職を後押しするのではなく、「転職希望が高まったら是非また連絡ください」というスタンスであり、納得感がある。
転勤の有無:当然、転勤はないためGapはない。それよりも働きやすさの点で逆にカルチャーショックであった。前職ではリモートワークはほぼできなかったが、現職では好きなタイミングでリモートワークができ、自分の裁量で働くことができている。
そのほか、転職後に苦労した点/後悔した点/不満な点
あまり不満はないが、強いて言えば「いつまでこの会社にいるか」を考えなければいけなくなった。ソニー損保では、基本年功序列で「まあ何もアクションしなければ定年まで勤めれるだろう」という安心感(甘え?)があったが、現職ではそのようなキャリアパスを歩んでいる先輩社員が少ないので、次は何しようか、何ができるだろうか、と考え始めている。
そのほか、転職して良かった点
現職は中途採用で入った社員が多く、新しい職場に馴染むのが簡単だった。また、若手が多く、自身と同じ年齢層の同僚とワイワイと仕事できているという認識であり、ソニー損保自体の少しお堅い金融ならではの雰囲気とは違い、なんなら少しサークルっぽい雰囲気で働けており、自分には合っている。
転職満足度とその理由
星4つ ★★★★☆
「Gapの有無」と「転職して良かった点」で記載した通りだが、何よりも業務内容を好きということに尽きる。ほぼこれだけで転職満足度を決めれるほど、「生きていくうえでは、つまらない仕事をするもんだ」という価値観から、「自分の仕事が好き」という価値観に変えてもらったことが大きい。前職で働き続けているうちは、この価値観にはなり得なかった気がする。
「大変満足」ではない理由は、やはり他のより高収入の人の話を聞いていると、少し物足りなさがある為である。
これから転職する人へ一言
損害保険は割と閉鎖的な業界だと思います。特に損害サービスなどの支払部門は、業界特有の業務なので汎用的なスキルも身につきにくく、現在の会社や損害保険業界に骨を埋める覚悟を持たない限りは、厳しい職種です。
「損害サービス辞めたいな」と思っている方は、いつかジョブローテーションで辞めれるかもと会社や運に期待するのではなく早めに転職してしまうのが良いと思います。金融特有の高い給与水準もそこまで他の業界と変わらないです。
利用した転職エージェント
リクルートエージェント
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