
投稿者プロフィール
- 性別:男性
- 転職時社会人歴:12~14年目
- 前職:東京海上火災保険株式会社
入社年度:2008~2010年
転職時年収:1520万円
部門・職種・役職:海外事業、企画部門
業務内容:海外マーケットの成長戦略企画(M&A含む) - 転職先:総合商社(従業員数:100~299名)
転職時年収:1,830万円
部門・職種・役職:投資戦略部門
業務内容:M&Aの推進、新事業審査業
在籍期間:0~2年目
現在もしくは退職時の年収:2,040万円
転職を考えたきっかけ
グローバル経営者の視点で働く経験をより積みたかったためです。過去にトレーニーで海外にも行かせてもらい、M&A含む企画部門で働かせていただき感謝していますが、保険に閉じない経営・管理業務に携わりたいという思いが強くなり決断しました。
転職時に重視したポイント
- 仕事内容・成長機会
前述の通り、グローバルな環境で保険に閉じない経営・管理業務に携わりたいと考え、子会社の経営管理や将来的な社長就任が可能なポジションを探しました。業界/業種はなじみのある製造業を志望していましたが、そこまで拘りはありませんでした。 - 賃金
東京海上に勤務し続けていれば今後もまだまだ給与が上がっていくシナリオであったため年収で妥協することがないよう、少なくとも現職の年収を下回る転職をするつもりはなかったです。
入社後のGap有無
- 仕事内容・成長機会
仕事内容的にはGapはないです。一方、成長機会という点では、自分の裁量がそこまで大きくないため微妙です。現職のポジションではM&Aの企画・投資の実行をミッションとしつつ、自分たちでM&A候補を探そうという気概はなく、コンサル頼みという実態があります。 - 賃金
月収・賞与ともに満足しています。残業も比較的すくなく、さすが「総合商社」という感じです。
そのほか、転職後に苦労した点/後悔した点/不満な点
決裁プロセスの複雑さです。東京海上時代も非常に時間のかかるプロセスでしたが、保険という1つのビジネスに終始していたため利害関係で大きく揉めることは無かったです。一方、総合商社は事業部が多い且つ明確に事業領域が分かれていないこともあり、事前に複数の事業部門の役員や本部長に説明をする必要があり、スピーディーな意思決定ができないことにストレスを感じます。他の中途入社社員からは徐々に慣れると言われていますが。
そのほか、転職して良かった点
自身のファイナンス領域の知識や実務経験の不足を認識できたことです。企業価値の算定やファイナンシャルモデルの策定など、社内の専門人材と連系は可能ですが、基本独力で行うことが求められており、そういった実務をより次元の高いレベルで経験できていることは転職して良かったと思います。
転職満足度とその理由
星3つ ★★★☆☆
待遇や労働環境はより良い職場になりましたが、それが転職本来の目的ではないのでこの評価と致します。将来的にグローバル企業の経営ポジションにどうやったら近づけるかという観点では正直微妙な転職をしてしまったと考えており、既にエージェントに次の行先を相談しています。より裁量権のある経営企画ポジションは中小やベンチャーしか難しく、そのためにはまずは給与減を受入れるしかないため、トレードオフだなと感じました。
これから転職する人へ一言
転職を何の目的に行うかをしっかり決めないと、その転職が成功なのか失敗なのか後から振り返ることが出来ないので、目的をしっかり言語化して自分のメモに残すことをお勧めします。自分も「給与も労働環境も良くなった」という表面的な要素で満足しそうになりますが、当時のメモを定期的に振り返り、当時の転職の目的を達成できているかを確認して次のチャレンジを見据えています。
なお、入社年次などは少し暈して回答している点はご容赦いただければと思います。
利用した転職エージェント
- リメディ
- ビズリーチ
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