
投稿者プロフィール
- 性別:男性
- 転職時社会人歴:3~5年目
- 前職:AIG損害保険株式会社
入社年度:2017~2019年
転職時年収:580万円
部門・職種・役職:経営企画・ビジネスアナリスト
業務内容:商品別収支の分析、経営会議の準備など - 転職先:外資飲料メーカー(従業員数:1000~9999)
転職時年収:650万円
部門・職種・役職:FP&A部門・ビジネスアナリスト
業務内容:商品別収支の分析、JVの経営管理など
在籍期間:3-5年目
現在もしくは退職時の年収:860万円
転職を考えたきっかけ
転職をしようと決断するための明確なきっかけはなく、入社前からどこかのタイミングで辞めようと思っており、3年経過した時点で転職先を探しだしたという経緯です。AIG時代の業務や人間関係には不満はありませんでした。むしろ、希望の部署に配属できたため満足していました。
転職時に重視したポイント
AIGのビジネスアナリストはFP&Aの仕事ですが、損害保険の商品の財務分析を基本としていること、商品別のベンチマークの国内競合企業との比較をした上で、今後の戦略を提案する仕事でした。やることは他の業界と同じですが、やはり損保特有というか、市場や顧客のニーズ分析というよりは、どの部門が貢献しているか、他社がどういう戦略かという分析に重点を置いており、その点はやや不満だったため、しっかりとマーケティング部門と連携したFP&Aのポジションを探していました。
また、飲み会やゴルフ文化などがある企業文化とは相容れないと自己分析しており、”外資系”という点は重視していました。
入社後のGap有無
マーケティング部門と連携しているかという点については疑問が残るが0ではない。セールス部門との連携は非常に強くなり、その点は良い。
企業文化は外資そのものの企業文化であり、男女関わらずプライベートヲ優先しつつ、プロフェッショナルに自分の担当領域の業務を終えるという文化。出社時には一緒にランチをすることもあるが、それも自分から誘っているからであり、そういった接点を絶っても業務上問題ない。
そのほか、転職後に苦労した点/後悔した点/不満な点
これはAIG時代同様ですがシステム投資がなされておらず、かなり古いシステムを使っています。外資の日本法人は販社機能が重視され過ぎており、そのためのIT投資が疎かになっているのか、システムが遅延する/エラーが起きることが頻発するとストレスは溜まります。特にFP&Aの仕事は分析するためのデータ取得を行う必要があり、他部門に依頼しないデータは自分でシステムからダウンロードする必要がありますが、これに時間がかかりイライラします。
あとは、レポーティングの期限が決まっており、土日やGWなども稼働する必要がある。AIGの際は休日が日本の暦通りで、且つ役職が低かったこともあり休日出勤はほぼ0だったが、現職ではGWも勤務日であり、日本が休みだからレポーティングが遅れるということは通用しない。基本残業もなく自由であるものの、この点は入社前に認識していなかった。
そのほか、転職して良かった点
自分が担当する商品/商材を純粋に好きということです。商品/商材の好き嫌いで転職していませんでしたが、入社してから自社の飲料商品を勉強していく中でどんどん好きになりました。こんな良い商品なのに何で売れないんだろう、と思うこともあり、これはAIGにいたときにはあり得なかったと思います。
転職満足度とその理由
星4つ ★★★★☆
自分としては金融のFP&AからメーカーのFP&Aの転職のおかげで、自身のキャリアの幅は広がっており満足しています。「大変満足」ではない理由としては、日本の祝日に休めないことや、JVの相手先のやる気の無さなどの一部業務の不満があるためです。
AIGも良い会社でしたが、ずっと勤めていたら保険領域のFP&Aしかできない人材になっていた可能性も否定できず、そいうった意味でも転職して良かったです。
これから転職する人へ一言
損害保険の業務の中には損害保険でしか通用しない業務やスキルがありますが、そういった経験しかないと転職先を選ぶ際に苦労すると思います。なかなか人事制度をハックするのは難しいですが、しっかり他の業界・企業でも通用するコーポレート部門に近い部門に異動することで転職しやすくなると思いますので頑張ってください。
利用した転職エージェント
- ランスタッド(randstad)
- JACリクルートメント
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